技術が高く、容姿の端麗で〝王子”と呼ばれるほどの若手歯科技工士の大地（高杉真宙）は、新人歯科衛生士として東京郊外のデンタルクリニックで働き始めた幼馴染の真夏（安田聖愛）と偶然再会する。個性あふれるクリニックの院長（木村祐一）や歯科医師（辻本祐樹）などの信頼も厚い大地だったが、金沢で歯科技工所を営む父親（池田鉄洋）に手がけた義歯を見せると「だからお前は半人前だ」と否定され、同時期に義歯を提供した患者（丹古母鬼馬二）にも全く合わないと突き返されてしまう。落ち込んでいる大地を励ましてくれる真夏とも喧嘩してしまい・・・。患者が真に求めていることを突き付けられた大地が見つめた大切なこととは？